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【  2013年04月  】 

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作品について

DIARY

2013.04.08 (Mon)

 春の嵐も終わり、少し冷え込んだ日々が続いていますね。桜吹雪の下を自転車で走るという自分の恒例行事があるのですが、桜が完全に散ってしまい遂行できませんでした。残念です。さて、タイトルの通り作品について語ってみたいと思います。先日も一作品UPさせていただいたのですが、それを踏まえまして……。やはり、自分は作品への自己投影が結構激しい方だと思うのです。それをするとエンターテイメントになりにくいということは重...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<Epilogue>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

   〈epilogue〉 文化祭の賑わいの中を抜けていき、やがて正門の前に着く。「久しぶり」 啓がこちらに気づいて手を振った。「演劇、良かったよ」「ありがとう」 ――まだまだ、悔しいところがいっぱいあるけどね。「なんでもそうだって。最後の最後まで納得できるものなんて、なかなか出来るものじゃないよ」 啓がそう言いながら、どこかに入ろうよ、と歩き出した。「隣のクラスがカフェやってたから、そこに行く?」「うん...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第八話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

   〈8〉 アンケートをクリアファイルごと手にとった。透明のファイルを通して、手書きの文字が透けて見える。それに焦点を合わせないようにしながらアンケート用紙を取り出し、裏向けにして膝の上にのせた。 その上に手をのせる。 ここで、アンケートを捲ってしまえば、あの時から止まっていた時間が動き出す。 私を前に進ませまいと、ずっと後ろから引っ張っていたものから解放される。――いや、少し違う。向こうが引き...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第七話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

   〈7〉 演劇部に入ることに決めたのは、中学に進学して数日経った時の事だった。 自分が一番年上だった小学校から、突然自分より年上か同年代しかいないところに入り、自分自身なんだか新鮮さにあふれていた頃。なんでもできるような気がしていた。すべてが、これからのような気がしていた。 ちょうど新人勧誘の為にされた演劇部の公演をみて、私は何かにとりつかれたようになった。 それは、ほとんど練習もされていな...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第六話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

   〈6〉 青い少し上等な紙で装丁されたそれをめくると、自分が色ペンで印をつけた役名とセリフが目にとびこんできた。良くできている。 確かにその台本は面白かった。 シンデレラを下敷きにして、それを現代風のコメディーに仕上げてある。そして、最後にはきちんと感動させて終わるつくりになっていて、この作品を作った人は相当に頭を絞ったのだろう。 けれど飯岡にあまっているという台本をもらい、部屋で目を通した...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第五話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

   〈5〉 中学のあの日からしばらく、何もかもが狂ってしまったような気がしていた時期がある。 いままで楽しんでやっていた全てのことが突然重荷になり、モチベーションは上がらず、自分が何をしたいのかもわからない。なにのために行動して、何を楽しいと思って、どうやって生きていくのか。 そんなことが不透明すぎて、けれど時間が解決してくれる問題にも思えなくて、ただただ憂鬱だった。行動に移せない自分が歯がゆ...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第四話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

 〈4〉   日がますます長くなり、古びた扇風機がかくかくと揺れながら首を振る季節になった。 ――六月。 文化祭まではあと一ヶ月と迫っている。  演劇は順調に進んでいた。台本を自分たちで作ることになり、大小道具や台本、演出に役者などのグループに分かれ、それぞれの作業を着々と進めていた。 飯岡はそれらすべての司令塔のような立場にいるらしい。一応リーダーとしていろんな連絡を取ったり、はたから見ても忙しそう...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第三話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

   〈3〉 『Cafe 綺月《はづき》』は、この町の中でも特に古い地域にあり、古い瓦屋根の家が多く立ち並ぶ中で、ひときわ目立つ外見をしていた。洋館風の白い壁に赤い三角屋根。そこから突き出た煙突と、小さな窓。(誰が、こんなところに、こんな家を建てたんだろう……) むしろ悪目立ちをしているとも言えるそれを見ながら、私はそう思った。 青で縁取りされたガラスのドアを透かしてみると、店の中はクリーム色で統一され...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第二話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

  〈2〉 朝起きると最悪の気分だった。昨日に続き、今度は夢でまた、あの記憶を完全に再現してしまったのだ。 あの時のことを思い出すと、私はどうしようもなく自分のことが嫌いなってしまう。結局目の前のことしか見えずに、人からの忠告も無視して、回りを巻き込んであんな選択をしたことに、吐き気すら覚えるほどだ。 身の程知らずにもほどがある。 私みたいな人間がちょっと考えたくらいで決めたことなんて、成功するはず...全文を読む

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踏ミ出シタソノ足ハ改<第一話>

踏ミ出シタソノ足ハ改

2013.04.08 (Mon)

 〈1〉 足元のひび割れた路面から、春の息吹が顔をのぞかせていた。黒くごついアスファルトの断面から、小さな緑色の若芽が背伸びをしようとしているように見える。 縦長の町に寄り添うようにして流れる川。大きいとは言えないけれど、小さくはないその川沿いの土手の上に、その道――サイクリングロードはあった。結構人気のコースらしく、平日の昼間であっても、派手なウエットスーツのようなものを着た、いかついおじさんたちが...全文を読む

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