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【  2012年09月  】 

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《第二回》『待たれる人の心構え』――(2)

週一短編企画

2012.09.28 (Fri)

 「ち、違うんですか?」「あれだけでは、今には至らないさ」 彼女は今度は目を疑った。これまで、終始無表情を貫いてきたケイレンスが、わずかに微笑しているのだ。それはまるで外見にそぐわない、ふわっと花が開きそうな微笑だった。「あ、はは、そうですよね。もしよければ、どうやってここに至ったのかも、お話していただけますか?」 いろいろな意味で動揺しながらも、彼女はなんとか愛想笑いを浮かべその先を続けた。「今の...全文を読む

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《第二回》『待たれる人の心構え』――(1)

週一短編企画

2012.09.27 (Thu)

  大仕事を前に、彼女の胸は高鳴っていた。 昨晩考えた挨拶と導入のための雑談を、何度も繰り返し呟く。やがてよし、と頷いて、彼女はその大きなビルを見上げた。 その一角で今、宇宙パイロット試験の最終審査が行われているはずだった。 ちらりと腕時計を見ると、地球標準で午後三時をちょっと過ぎたところだ。 まもなく会議終了時刻。そこを出てきたところを捕まえるように、上司からは言われていた。 彼女はいくら飲み込ん...全文を読む

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週一短編企画「第二回」について

DIARY

2012.09.26 (Wed)

 おはようございます。大変遅れていて申し訳ありません。自分の体調その他諸々の都合により、月曜日にUPする予定だった第二弾が、大幅に遅れております。今晩中にはUPするので、よろしくおねがいします。...全文を読む

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《第一回》『タイトル未定』――(エピローグ)

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

 〈エピローグ〉 「――で、何が書かれてたんだ? あの手紙」 ぼくは、もう何度目になるかすらわからない、その質問を親友にぶつけた。「さぁね」 親友は、肩をすくめてみせる。「とぼけてんじゃねぇぞ、あの手紙は僕が書いたんだから、内容を知る権利があるだろ」「もらった側にその内容についての権利はあると思うね」 済ましているその鼻先に、氷をぶつけてやろうかと一瞬本気で考えた。 その気持ちを押さえつけるべく、荒い...全文を読む

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《第一回》『タイトル未定』――(4)

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

 〈4〉  橋を渡って神宮内に入っていくと、空が狭くなった。 大木が我先にと枝を伸ばしているせいだ。その隙間から、済んだ冬の空に浮かぶ、微妙な形の月が見えた。 その月に照らされた空間には、心が研ぎ澄まされるような不思議な空気が満ちている。 家の近くにある神社に、ヤツと二人でいった時のことを思い出した。せっかくだから騒いでやろうとでかけたのに、なぜかはいった瞬間に二人とも黙りこんでしまい、結局律儀にお...全文を読む

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《第一回》『タイトル未定』――(3)

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

 〈3〉  気づけば、伊勢神宮の入り口にいた。 だが、ぼくの知らない伊勢神宮だ。橋はあるが、写真で見たものよりも格段に小さく、黒々とした木々が覆う神社の一歩外にある広場では、巨大なたき火が焚かれていた。 ふらふらと食事処を物色しつつ、人の流れにのっていくといつのまにかこの広場にたどり着いていた。途中でふと目にした標識には『伊勢神宮(外宮)』とある。 歩き回っている内にすっかり冷えてしまった身体を暖め...全文を読む

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《第一回》『タイトル未定』――(2)

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

 〈2〉   早めの晩ごはんを食べて、ゆっくりと支度をして出るつもりだった。しかし思わぬ伏兵が、僕の完璧なスケジュールを脅かした。 家の時計が遅れていたのだ。 慌てて二階へ駆け上がり、それまでずっと開けていなかった三番目の引き出しの中から手紙をひっつかんで、家を飛び出した。最寄り駅から出る電車に飛び乗ったのは十八時だった。 ずっとコタツに依存する生活を送っていたせいか、立ち上がるとわずかに頭がくらく...全文を読む

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《第一回》『タイトル未定』――(1)

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

 〈1〉 三年前のあのときのことを、ぼくは今でもかなり鮮明に思い出すことができる。 中学一年の十月。 日差しはずいぶんと弱くなったものの、いまだに日中は暑く感じる日の多い、そんな一日。学校からの帰り道のことだ。ぼくもヤツも半袖に半ズボンで、ヤツの頭にはその時にすでに古かった阪神のキャップが鎮座していた。 さんざんふざけながら歩き、遠回りもしているうちにすっかり汗を書いてしまったぼくは、アイスを食べよ...全文を読む

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《第一回》『タイトル未定』――(プロローグ)

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

 〈プロローグ〉 シャリシャリとストローの先で氷を潰していた親友が、ふと顔を上げた。「なんか懐かしくねぇ?」 そういって視線だけで示してみせるのは、隣のテーブル。 中学生くらいの男子の二人組が陣取り、そこで激論を交わしていた。つまり、喧嘩だ。 駅前のファーストフード店。 真夏の店内は効き過ぎるほどクーラーがかけられていて、昨今の節電事情はどうなっているのか疑うほどだ。ガラスのドアを通して、外のわずか...全文を読む

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週一短編企画!!

週一短編企画

2012.09.18 (Tue)

  この企画は、しばらく執筆から離れていたgrhoがリハビリを兼ねて、2012年9月18日から始めたものです。 およそ四週間継続予定。 その名も通り、一週間でいっ作品を書いてUPしていくというものです。 どうか、お付き合い下さいませ。――――《第一回》『青春の小枝道』 9/18――――(1) プロローグ(2) 第一話(3) 第二話(4) 第三話(5) 第四話(6) エピローグ――――《第二回》『待たれる人の心構え』 ...全文を読む

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